AIで電子書籍を出版して月1〜3万円稼ぐ方法|Kindle出版の完全ガイド【2026年版】
副業で月3万円でいいから、自動で入ってくる収入がほしい。
30代会社員の僕がずっと思っていたことだ。ブログ、せどり、動画編集といろいろ手を出しては挫折してきた。そんな中で唯一、今も安定して収益が出ているのがAIとKindle電子書籍出版の組み合わせだった。
最初に出した本の初月売上はたった380円。正直「やっぱダメか」と思った。でも3冊、5冊と出していくうちにコツがつかめて、今では月に1.5万〜3万円くらいの印税が毎月振り込まれている。しかも一度出版すれば、寝ている間も売れ続ける。これがストック型収入の力だ。
僕が実際にやってきたAIを活用したKindle出版の全手順を、失敗談も含めて包み隠さず書いていく。2026年現在のAmazon KDPの最新ルール(AI生成コンテンツの開示義務など)もしっかり反映しているので、これから始める人は参考にしてほしい。
AI × 電子書籍出版の仕組み|全体フロー
まずは全体像を把握する。AI電子書籍出版は、大きく5つのステップで完結する。
| ステップ | 内容 | 使うツール例 | 所要時間目安 |
|---|---|---|---|
| 1 | ニッチなテーマ選定 | Amazonリサーチ、ChatGPT | 1〜2時間 |
| 2 | AIを使った原稿執筆 | ChatGPT / Claude | 3〜5時間 |
| 3 | 表紙デザイン作成 | Canva AI / Midjourney | 1〜2時間 |
| 4 | KDP登録・出版手続き | Amazon KDP | 30分〜1時間 |
| 5 | 販売促進・マーケティング | SNS、ブログ、Kindle広告 | 継続的 |
1冊あたり、慣れれば土日の2日間で完成できる。僕は最初の1冊に2週間かかったが、5冊目以降は週末だけで仕上げられるようになった。
ポイントはAIに丸投げしないこと。自分の知識・体験とAIの文章力を掛け合わせる。ここが稼げる人と稼げない人の決定的な差になる。
ステップ1: ニッチなテーマ選定|売れるジャンルの見つけ方
ぶっちゃけ、テーマ選定が売上の8割を決めると言っても過言じゃない。僕が最初に出した本は自己啓発系の広いテーマで、見事に埋もれた。
売れるジャンルの条件
- ニッチだけど需要がある。検索されるが競合が少ない
- 悩みが深い。お金、健康、人間関係、スキル
- Kindle Unlimitedと相性がいい。気軽に読める実用書
具体的なリサーチ方法
1. Amazonのベストセラーランキングを見る
Kindleストアのカテゴリ別ランキングで、100位〜300位あたりの本をチェックする。上位すぎると強豪だらけ、下位すぎると需要がない。この中間層にヒントが眠っている。
2. ChatGPTでアイデアを広げる
プロンプト例:
「Kindle出版で売れやすいニッチなテーマを30個提案してください。
条件:実用書、3000〜15000字で書ける内容、
30〜40代の会社員がターゲット、
競合が少なそうなもの」
3. 関連キーワードで需要を確認する
Amazonの検索窓にキーワードを入力して、サジェスト(予測変換)を確認。サジェストに出てくるということは、実際に検索されているということだ。
僕のおすすめジャンル(2026年時点)
| ジャンル | 具体例 | 競合度 |
|---|---|---|
| 仕事術・時短 | 「ChatGPTで議事録を5分で作る方法」 | 中 |
| ニッチな健康法 | 「座り仕事の腰痛を自宅で治す30日プログラム」 | 低 |
| 人間関係の特化型 | 「職場の”地味にキツい”人への対処法」 | 低 |
| AI活用術 | 「非エンジニアのためのAI副業入門」 | 中 |
| 節約・家計管理 | 「手取り25万円で年100万貯める家計簿術」 | 中 |
自分がある程度語れるテーマを選ぶこと。まったく知らない分野だと、AIに指示を出すにしても的確なプロンプトが書けない。
ステップ2: AIを使った執筆プロセス
ここが一番気になるところだと思う。AIをどう使えば、ちゃんと読まれる本が書けるのか。
大前提:AIに丸投げは絶対NG
2026年現在、AmazonはAI生成コンテンツの開示を義務化している(後述)。それ以上に問題なのは、AIに丸投げした文章は読者にバレるということ。どこか無機質で、具体性がなく、誰にでも当てはまるようなふわっとした内容になりがちだ。
僕のやり方はAIを優秀なアシスタントとして使うスタイル。構成案も下書きもAIに手伝ってもらうが、体験談・具体的なエピソード・独自の意見は必ず自分で書く。
執筆の流れ
フェーズ1: 構成案を作る
プロンプト例:
「以下のテーマでKindle本の目次構成を作ってください。
テーマ:手取り25万円で年100万貯める家計簿術
ターゲット:30代の一人暮らし会社員
文字数:12000〜15000字
章立て:5〜7章
各章に小見出しを2〜3個つけてください」
出てきた構成案をベースに、自分で順番を入れ替えたり、不要な章を削ったりする。
フェーズ2: 章ごとに下書きを生成する
プロンプト例:
「第2章『固定費の見直しで月3万円浮かせる方法』を執筆してください。
条件:
- 一人称「僕」、体験談風のカジュアルな文体
- 具体的な金額や手順を入れる
- 2000〜2500字
- スマホ料金、保険、サブスクの3つを取り上げる
- 実際に試して失敗した例も1つ入れる」
フェーズ3: 自分の体験で肉付け・修正する
AIの下書きをそのまま使うのではなく、自分のリアルな体験や数字に差し替える。ここが本のオリジナリティになる。僕はだいたい、AIの下書きの40〜50%くらいを書き換えている。
文字数の目安
| 価格帯 | 推奨文字数 | 補足 |
|---|---|---|
| 250〜399円 | 8,000〜15,000字 | 入門書・ハウツー系に最適 |
| 400〜599円 | 15,000〜25,000字 | 中級者向け・網羅系 |
| 600〜999円 | 25,000〜40,000字 | 専門書・体系的な内容 |
最初は250〜399円の価格帯で、10,000〜15,000字くらいが書きやすくて売れやすい。薄い本と思うかもしれないが、Kindle Unlimitedではサクッと読める本のほうが好まれる傾向がある。
ステップ3: 表紙デザイン
表紙は本の顔であり、売上を直接左右する。中身がどれだけ良くても、表紙がダサいとクリックすらされない。僕が身をもって学んだ教訓だ。
Canva AIを使う方法(初心者向け)
- Canvaにログインし、「Kindleの表紙」テンプレートを検索
- テンプレートを選んでタイトル・著者名を変更
- マジック生成機能で背景画像をAI生成
- フォント・配色を調整して完成
Canva Pro(月額1,500円程度)に入ると、AI機能がフルで使えるのでおすすめだ。ただし無料プランでも十分作れる。
Midjourney / DALL-E 3を使う方法(こだわり派向け)
表紙のイラストや背景画像だけAI画像生成で作り、レイアウトはCanvaで仕上げるハイブリッド方式。
Midjourneyプロンプト例:
「minimalist book cover background, soft gradient,
warm orange to white, clean and modern,
abstract geometric pattern, no text --ar 1:1.6」
表紙デザインの鉄則
- 文字は大きく、遠目でも読めるサイズに。サムネイルで見ることを意識する
- 色は3色以内に抑える
- サブタイトルで内容の具体性を伝える
- 同ジャンルの売れている本の表紙を5冊以上リサーチして傾向を掴む
僕の失敗談を一つ。最初の本では凝ったデザインにしようとして文字を小さくしてしまい、Amazonのサムネイル表示ではタイトルがほぼ読めない状態になっていた。気づいたのは出版してから1週間後。修正したら、クリック率が明らかに上がった。
ステップ4: KDP登録と出版手順
Amazon KDP(Kindle Direct Publishing)への登録自体は無料。手順もシンプルだ。
初回登録の流れ
- kdp.amazon.co.jp にアクセス
- Amazonアカウントでログイン(なければ新規作成)
- 著者情報・銀行口座・税務情報を入力
- マイナンバーの入力が必要(2026年現在)
本の出版手順
- 「電子書籍または有料マンガ」を選択
- 書籍情報を入力(タイトル、説明文、キーワード7つ、カテゴリ2つ)
- 原稿をアップロード(EPUB形式またはWord形式)
- 表紙をアップロード(推奨サイズ:1600×2560px)
- 価格を設定(印税率を選択)
- 「出版」をクリック
審査は通常24〜72時間で完了する。特に問題がなければ自動で出版される。
原稿のフォーマット
Wordで書いた原稿をそのままアップロードできるが、レイアウト崩れが起きやすい。僕はGoogleドキュメントで執筆し、EPUB変換ツール(Calibreなど)で変換する流れで安定させている。
キーワード設定のコツ
KDPでは最大7つのキーワードを設定できる。これが検索表示に直結するので、手を抜けない。
- 読者が実際に検索しそうな言葉を使う
- 「Kindle本」「電子書籍」などの一般語は不要。自動で含まれる
- ロングテールキーワードを狙う。「貯金 方法 30代 一人暮らし」など
ステップ5: 販売促進とマーケティング
出版すれば勝手に売れると思ったら大間違いだ。最初の1〜2週間の初速がAmazonのアルゴリズムに影響するので、ここで手を抜くと埋もれてしまう。
無料でできる施策
- X(Twitter)で出版報告 フォロワーが少なくても、同ジャンルのハッシュタグで拡散できる
- 無料キャンペーン(5日間)を活用 ダウンロード数を稼いでランキングを上げる
- 自分のブログやnoteで紹介記事を書く
- Kindle Unlimitedへの登録 読み放題対象にすることで読者のハードルが下がる
有料施策(余裕があれば)
- Amazon広告(スポンサープロダクト広告) 1日500円〜で始められる
- ココナラで書評レビューを依頼 初期レビューの獲得に有効
僕の場合、最初の3冊は無料施策だけで月5,000円くらいまで伸びた。Amazon広告を始めてからは、広告費を差し引いても月1万円以上のプラスになっている。
収益の現実|月1〜3万円の内訳と到達期間
夢を見せるだけじゃなく、リアルな数字を公開する。
KDP印税率の仕組み
| 印税率 | 条件 | 価格帯 |
|---|---|---|
| 35% | 制限なし | 99〜20,000円 |
| 70% | KDPセレクト登録(Kindle Unlimited対象にする) | 250〜1,250円 |
ほとんどの個人出版者は70%印税(KDPセレクト)を選ぶ。ただしKDPセレクトに登録すると、Kindle以外のプラットフォーム(楽天Koboなど)では販売できなくなる点に注意。
Kindle Unlimitedの既読ページ収益(KENPC)
Kindle Unlimited経由で読まれた場合、1ページあたり約0.5〜0.6円の収益が発生する(KENPCレート。2026年1月時点で約0.55円/ページ)。
10,000字の本は約40〜50 KENPCページに相当し、1回読まれるごとに約22〜28円の収益になる。
僕のリアルな収益推移
| 時期 | 冊数 | 月間収益 | 内訳 |
|---|---|---|---|
| 1ヶ月目 | 1冊 | 380円 | 直接購入のみ |
| 3ヶ月目 | 3冊 | 4,200円 | KU読み放題が増加 |
| 6ヶ月目 | 5冊 | 12,000円 | 広告開始、KU安定 |
| 12ヶ月目 | 8冊 | 22,000円 | 既刊のロングテール効果 |
| 現在(18ヶ月目) | 12冊 | 15,000〜30,000円 | 月によって変動あり |
月3万円達成の現実的なモデル
- 8〜12冊出版
- 価格帯は300〜500円
- 70%印税 + Kindle Unlimited収益の合算
- 到達期間は6ヶ月〜1年(月2冊ペースの場合)
正直、1〜2冊で月3万円は難しい。数を出して当たりを見つけるのがKindle出版の基本戦略だ。12冊出した中でも、安定して売れ続けているのは3〜4冊。残りは月数百円レベル。でも、それらが積み重なって月1〜3万円になる。
注意点|これを知らないと最悪アカウント停止
1. AI生成コンテンツの開示義務(2026年最新)
2024年以降、AmazonはKDPの出版時にAIを使用したかどうかの申告を義務化した。2026年現在のルールは以下の通り。
- テキスト生成AI(ChatGPT、Claudeなど)を使った場合、AI生成として申告が必要
- AI画像生成(Midjourney、DALL-Eなど)で表紙を作った場合も同様に申告が必要
- AIを編集補助(誤字チェック、リライト)に使った程度なら申告不要
虚偽の申告はアカウント停止のリスクがあるので、正直に申告すること。AI使用を申告したからといって、出版が拒否されるわけではない。
2. 低品質コンテンツの排除強化
Amazonは2025〜2026年にかけて、AI丸投げの低品質コンテンツの排除を強化している。具体的には以下のような本が対象になりやすい。
- 内容がほぼAI生成のまま、独自の付加価値がない
- 短すぎる(数ページしかない)
- 既存の本の焼き直し・類似コンテンツの大量出版
- 誤情報や事実確認がされていない内容
対策は明確だ。自分の体験・知見を必ず盛り込むこと。AIの出力はあくまで下書きとして扱い、最低でも30〜50%は自分で書き換える。
3. 著作権と商標に注意
- 他人の著作物をAIに入力して生成した文章はNG
- ブランド名・商標名をタイトルに含めない。「ChatGPT公式ガイド」などはアウトだ
- AIが生成した文章にも出典が不明な引用が紛れることがあるので、必ずチェックする
4. レビュー操作の禁止
自作自演のレビューや、金銭を対価にしたレビュー依頼はAmazonの規約違反。最悪、アカウント永久停止になる。
AI × Kindle出版で稼ぐための5つの鉄則
最後に、僕がこの1年半で学んだ5つの鉄則をまとめる。
鉄則1:テーマ選定に全力を注ぐ
何を書くかで売上の8割が決まる。ニッチだけど需要があるテーマを徹底リサーチすること。
鉄則2:AIはアシスタントとして使う
丸投げではなく、自分の体験や知見を必ず加える。読者はその人だからこそ書ける内容にお金を払う。
鉄則3:表紙に手を抜かない
サムネイルで文字が読めるか。色使いは3色以内か。売れている本の表紙を必ずリサーチしてから作る。
鉄則4:数を出して当たりを見つける
1冊で大当たりを狙うのではなく、8〜12冊出して安定収益を目指す。月2冊ペースなら半年で到達可能だ。
鉄則5:Amazonのルールを守る
AI使用の開示義務、低品質コンテンツの排除強化。ルールを知らずにアカウント停止になったら元も子もない。
月1〜3万円は誰でも楽に稼げる金額ではない。でも、会社員をしながら土日だけの作業で、半年〜1年かければ現実的に到達できる数字だ。しかも一度出版した本は、寝ている間も働き続けてくれる。
まずは1冊、出してみよう。完璧じゃなくていい。僕の初めての本も、今読み返すと恥ずかしいレベルだ。でも、あの1冊がなければ今の月3万円はなかった。
行動した人だけが、ストック収入の恩恵を受けられる。
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